2026年3月に松山で行われた情報処理学会第88回全国大会にて、4年生3名が以下の発表を行いました。
上尾市立東中学校の「総合的な学習の時間」において、生成AIの賢い活用方法についての授業を行いました。
授業の前半では、大規模言語モデルの基本的な仕組みと、事実と異なる内容を自然な文章として生成してしまう「ハルシネーション」の問題を紹介しました。個人情報の入力禁止や根拠の確認など、利用上の注意についても解説しました。
後半では、質問の工夫によってAIの回答がどのように変わるかを実践しました。失敗例と対策の想定、効果の測り方の検討、反対意見への備えなど、段階的に質問を深めることでアイデアをより実践的なものに仕上げる方法を体験してもらいました。「本当にこれでよいのか?」と自分で考えることの重要性もお話しました。
参加した生徒のみなさんからも、活発な質問をいただきました!
2025年度オープンキャンパスでは、昨年度に引き続き、RAGを用いた「AIに埼工大の質問をしてみよう!」を体験展示しました。
工学部に移って初めてのオープンキャンパス、研究室が会場となるため、体験のため場所が広くなったこと、また情報システム学科として仕組みも含めた展示を行ったことなど、より体験を楽しんでもらえていれば幸いです。
埼玉工業大学の公開講座(COURSE05)にて、「ことばとAIと創造性」と題した講演を行いました。
講演では、Word2vecによる単語のベクトル表現から、Transformerを用いた文章生成の仕組み、さらにChatGPTに代表される対話AIの学習過程(RLHF・DPO)の概要まで、大規模言語モデルの技術的な流れを解説しました。また、AIの評価手法として自動評価と人間による対戦型評価の特徴や課題も紹介しました。
また、後半では「AIと創造性」をテーマに、P-Creativity(個人的な創造性)とH-Creativity(歴史的な創造性)の観点から、AIの活用が人間の発想の多様性に与える影響について考察しました。AIを使うほどアイデアの多様性が低下するという研究も紹介しつつ、自らの経験を言語化し積み重ねることの重要性をお伝えしました。